アスリートに学ぶピーキングコントロール

今日はピーキングコントロールの話です。
ポイントはたった2つ。

  • 調子の波を知る
  1. 波にあわせた練習をする


無意識のピーキングコントロール

中学生の頃に陸上競技を始めて早12年。今では、趣味ジャンパーぐらいですが、大学生の途中までは一応しっかりとアスリートやってたんですよね。ベストは200cm近く跳べます。(ほんのちょっとだけ見栄張ってます)

陸上選手は、4月から10月というシーズンの中で、月に一回あるかないかの大会、更には大事な地区大会、地方大会で記録を残さないといけませんでした。大事な試合で記録を残す秘訣は、「ピーキングコントロール」です。簡単に言うと「調子をコントロールする」ということです。

基本的に、「試合/本番」だということで、練習とは心向きが変わり、普段よりも高いパフォーマンスを期待することができます。心のコントロールはまた別の時として、身体をいかに調子の良い状態に持っていくかが、練習以上、さらにベストを尽くす状態に持っていくキーとなります。

こんな話を聞いたことがありませんか?
「本番が近いから実戦形式で練習をしよう」
「本番まで後1ヶ月あるから、ハードトレーニングしても大丈夫」
「明日は本番だから今日は休もう」
などなど。

これらも一種のピーキングコントロールです。しかし、スケジュールベースのピーキングコントロールで、本当の意味でコントロールしてるとはいえません。

ピーキングコントロールには以下2点が重要です。

  • 調子の波を知る
  1. 波にあわせた練習をする


調子の波を知る

ピーキングコントロールという名前から、ピークを知る必要があります。このときのピークは、調子いいときと悪いときの両方をさしています。ピークを知ることで、自分を客観的に見つめて、今出せてる実力は期待通りなのか、期待値以上のものを出せてるのか、と測ることができます。

調子の波を知るためには、記録をつけることをオススメします。例えば、100m選手だったら、その日のメニューと、何本目にどれぐらいの記録が出たか、をつけるだけでもだいぶ違います。案となく知っている自分の調子を可視化することが重要です。


波にあわせた練習をする

調子の波をコントロールするには、波にあわせた負荷の掛け方をしないといけません。スポーツだと一般的には、調子がとても良い時に高負荷のトレーニングをしてしまうと、調子が落ちるのが早くなります。これは疲労度なども関連してくるのですが、また別の話。

出来る限り、調子が良い状態を長く、調子が悪い状態を短くするのが理想です。
そのために、調子の波にあわせた練習をする必要があります。



スポーツ以外に適用できるのか

同じ手法としては難しいかと思いますが、基本的な考え方としては転移できると思います。仕事におけるプレゼンを試合と見立てる、調子をモチベーションと置き換えてみる、練習とは日常の思い込みや行動、という風に置き換えると色々なものに転移できるのではないでしょうか。

転移はするのか

人生、うまくいく時は何をしてもうまくいくし
うまくいかない時は何をしてもうまくいかない

これは自分の調子=運ですよね。流れというかなんというか。

うまく行かない時は、何をしてもうまくいかないから
流れが変わるまで、何もしなくて良い、なんて言います。

これは調子の波を把握して、それにあわせて行動をしているという例です。




どうでしょうか。調子とかモチベーションとか見えないものを少し可視化して、感覚ではなく理論的に行動してみるのも悪くないのではないでしょうか。人生は80年続く実験。色々試してみても良いんじゃないかな。




ではでは!!


(ちょっと遊びで書いた記事なので科学的根拠とかないです。ご了承ください)